緑じゃないミドリムシ!?「ムラサキムシ」発見か【賀馬総研】

8月29日(木)、名古屋市にある賀馬総合科学研究センター(以下、賀馬総研)が、紫に近い色をしたミドリムシを発見したと発表した。賀馬総研はこれを「ムラサキムシ」と名付け、研究に取り組んでいる。

発見されたムラサキムシ

突然の発見

とある研究のために愛知県内の川の水を持ち帰り、顕微鏡を覗いた賀馬総研の研究者は、思わず驚きの声をあげた。顕微鏡に写ったものは形こそありきたりなものの、赤みがかった色をしたミドリムシであった。彼は別の研究の途中であったが、その異常さを容易に理解し、すぐに研究センター内で報告したという。間も無くセンター内で話題となり、「ムラサキムシ」と名付けられた。そう、ムラサキムシは突如現れた、研究の副産物なのだ。

ミドリムシとは

ミドリムシはユーグレナ植物門ユーグレナ藻網ユーグレナ目に属する微生物である。葉緑体をもち光合成を行う点から生物学上では植物に分類されているが、鞭毛を使って動くという動物的特徴も併せて持つ。みなさんも理科の授業で植物と動物のハイブリッドとして習ったことがあるのではないだろうか。近年ではサプリメントとして利用されたり、バイオ燃料の研究に応用されたりと、何かと有名な生物である。

紫色の植物たち

先述した通りミドリムシは光合成を行う「植物」でもある。光合成は葉緑体を用いて行われる生体化学反応であり、この葉緑体こそが植物の特徴たる緑色の原因である。では紫色のミドリムシがいたとして、果たして植物として生存しうるのだろうか。答えは可である、と専門家は言う。葉緑体を持ち光合成をする植物でも、他の色素が強く出たために赤や紫に見えることは十分にあり得るそうだ。紫キャベツや赤ジソ、紅葉したモミジを思い浮かべれば納得していただけるのではないだろうか。

紫キャベツ

観測ミスの可能性も

専門家の中には、この発見をただの観測ミスだ、と指摘する者もいる。2年前まで賀馬総研に勤めていた生態学者のK氏もその一人である。彼によると賀馬総研では、あらゆるところに赤色のカラーセロハンを貼るといういたずらが流行していたという。今回の発見は、対物レンズにカラーセロハンが貼ってあることに気付かず顕微鏡を覗いただけではないか、と彼は言う。あるいは研究者のメガネに貼られていた可能性もある。いずれにせよ、私たちは賀馬総研による次の報告を気長に待つほかない。

変色ブーム到来か

この「ムラサキムシ発見」に何かデジャヴを感じないだろうか。そう、およそ一か月前にも東京都品川駅に「みどりの窓口」ならぬ「むらさきの窓口」が登場したというニュースが国内を震撼させたばかりだ。これは緑から紫へと色を変える「変色ブーム」の兆かもしれない。もし読者に緑色の方がいたら、是非ともこのブームに備えていただきたい。オススメは鮮やかな赤味を出すアントシアニンという色素だ。アントシアニンはブルーベリーなどの食材に含まれているので、気軽に摂取していただけるのではないだろうか。

※この記事はジョークです。